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ルール

サーブやスコアなど、ピックルボールの基本的なルールをご紹介します。

サーブのルール

サーブは、ラリーを始めるための最初の1打です。ピックルボールのサーブは、腰より低い位置から下から上へ振り抜く「アンダーハンドサーブ」だけが認められています。初めての人でも、これなら無理なくゲームを始められます。

1打ち方のポイント

  • 腕は下から上へ、弧を描くように振る。上から振り下ろすのはNG
  • ボールに当たる瞬間は、腰より低く・パドルの先が手首より下がった状態にする
  • 手からボールを離して打つのが基本。一度地面でワンバウンドさせてから打つ「ドロップサーブ」でもOK
  • トスする手でわざとボールに回転をかけるのは禁止。落とすときに自然に生まれる回転は問題なし

2立つ場所とねらう方向

  • ベースラインより後ろから打つ。ラインを踏んだり、コートの中に足が入ったりするのはNG
  • サイドラインの外側に足がはみ出した状態で打つのも反則(フットフォルトと呼びます)
  • ボールは対角線の向こう側にある、相手のサービスエリアをねらって打つ

どちらが先にサーブするかは、コイントスやじゃんけんなど公平な方法で決めます。勝った方は「サーブかレシーブか」「コートのどちら側に立つか」を選べて、その権利を相手に譲ることもできます。

サーブの順番

得点の数え方はシンプルですが、「どちらの選手が、コートのどちら側から打つか」を覚えるのが少しややこしいポイントです。次の4つを押さえておけば、試合中に迷うことはありません。

自分のチームが点を取ったとき

同じ選手が左右を入れ替わって、続けてサーブを打ちます。点を取り続ける間は、ずっと同じチームがサーブし続けられます。

相手チームが点を取ったとき

点は入らず、サーブする権利だけが相手に移ります。これを「サイドアウト」と呼びます。自分たちの立ち位置は変わりません。

ゲーム最初の1球だけの特別ルール

各ゲームがはじまる最初の1回だけ、先にサーブするチームは2人のうち1人しか打てません。ミスしたらすぐに相手ボールです。2人とも打てるのは、そのあとからです。

立ち位置がわからなくなったら

自分のチームの得点が偶数(0, 2, 4…)なら右側、奇数(1, 3, 5…)なら左側に立つのが合言葉です。得点さえ見れば、いつでも正しい場所がわかります。

最初のサーブを打つ選手の立ち位置イラスト。黄色でハイライトされた選手が対角線上のコートへサーブを打つ

黄色でハイライトされた選手が、今まさにサーブを打つ番のプレイヤー。対角線上にある相手のサービスエリアへ向けて、アンダーハンドサーブを打ち込む

スコアの数え方

ピックルボールは「サイドアウト制」というルールで点数を数えます。サーブを打つチームだけが点を取れる仕組みで、レシーブ側がラリーに勝っても点は入らず、サーブ権が移るだけです。

3-1-2呼び方の例:「スリー・ワン・ツー」

1つ目の数字

サーブ側チームの得点

2つ目の数字

レシーブ側チームの得点

3つ目の数字

今サーブしているのが1人目か2人目か

1ゲームは1点ずつ数えていき、先に11点に到達し、かつ相手と2点差がついたチームの勝ちです。10対10になった場合は、13対11のようにどちらかが2点リードするまで続けます。試合形式は大会によって異なり、15点先取や2ゲーム先取制が使われることもあります。

ちょっと不思議に見えますが、どのゲームも点数のコールは「0-0-2」から始まります。ゲーム最初のサーブ権チームだけ選手が1人しか打てないため、最初から「2人目」としてカウントが始まるのがルールです。

ツーバウンドルール

サーブが打たれたあと、ボールはまず相手コートで1回バウンドしなければ返球できません。続くリターンも同様に、自分のコートで1回バウンドするまではボレー(ノーバウンドで打つこと)ができない決まりです。つまりサーブとその次のリターンは、両チームともノーバウンドで打ち返すこと自体が禁止されています。

ツーバウンドルールの図解。サーブ後の1stバウンドと、リターン後の2ndバウンドをそれぞれ待ってから打つ

サーブ後の1stバウンドと、リターン後の2ndバウンドを
それぞれ待ってから打つ

このルールがあることで、サーブと同時にネット際へ詰めて一気に決めるような攻め方ができなくなります。結果としてラリーが自然と長く続き、経験の浅いプレイヤーでも落ち着いて打ち合いに参加できる仕組みになっています。

キッチン(ノンボレーゾーン)

ネットの両側に広がる、奥行き2.13mのエリアが「ノンボレーゾーン」です。通称「キッチン」とも呼ばれています。ここに足が入った状態でボレー(バウンドする前のボールを打つこと)をすると反則になります。パワーだけで押し切るプレーを防いで、駆け引きの面白さを生む、ピックルボールらしいルールです。

ボールがゾーンの中でバウンドしたあとなら、中に入って打ち返しても問題ありません。反則になるのは「バウンドする前のボールを、足・手・パドルがゾーンに触れた状態で打ってしまう」ときだけです。ボレーの勢いで踏み込んでしまった場合も同様にフォルトになるので注意しましょう。

反則(フォルト)になるプレイ

状況内容
ノンボレーゾーン侵入ゾーン内に足・手・パドルが触れた状態でボレーする
アウトオブバウンズボールがコートのライン外に落ちる
ネットタッチボールがネットを越えずに引っかかる、または体やパドルがネットに触れる
ツーバウンドルールサーブとその次のリターンで、バウンドを待たずにボレーしてしまう
フットフォルトサーブ時にベースラインやサイドラインを踏み越える
覚えておくと便利なのが「ライン際の判定」です。ボールがラインの上に少しでも触れていれば「イン」として扱われ、完全にライン外に落ちたときだけがアウトになります。境界線ぎりぎりの微妙な判定で迷ったら、この基準を思い出しましょう。

アウトやネットなど、ミスでラリーが終わることをまとめて「フォルト」と呼びます。最初は細かい判定に迷うことも多いので、周りの経験者に聞きながら、少しずつ覚えていけば大丈夫です。

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ルールを理解したら「コート」でキッチンやコート寸法の位置関係を確認しましょう。