USAPA2021ルールの変更点について
2021年版USAPAのルールは125項目もの変更点があります。英語の表記についての変更もありますし、障害のある方もピックルボールを楽しむことができるようにとたくさんの項目が追加されました。
ここではピックルボールを楽しむ皆さん全員に知っておいていただきたい項目を絞ってお伝えしたいと思います。もっと詳しく知りたいという方はUSAPAルールブック(原文)をご覧ください
尚、既に今回のルール変更の中で一番話題になっていると思われるドロップサーブは、あくまでも2021年の暫定ルールです。
今回のルール変更の目的は、
「プレーヤーがより簡単により楽しく、審判がジャッジしやすいように」、
「オリンピック正式種目へ向けてルールを整えていく」ことです。
主なルール改正
サービスレットは廃止
現行 サービスがネットにあたってからのゾーンに入った場合、同じカウントのままサーブをやり直す。
新ルール サービスがネットにあたってから規定のゾーンに入った場合、そのままプレーを続行する。
*サービスがネットにあたってから規定のゾーンに入らなかった場合は現行同様フォルトとなります。
*規定のゾーンとは、ノンボレーラインを超えた対角線上のエリアです。
*現行のままだと、サーブがネットにあたったかどうかを審判が判断することが難しいこと、プレーヤーの意見が分かれることを軽減するための改定です。
コールのタイミング
現行 サービスの動作をする前にコールする。
新ルール パドルでボールをヒットする前までに完全にコールをする。
*どこからどこまでがサービスの動作なのか明確ではないため。
ドロップサーブの導入
新ルール ボールを持ち手のひらを下に向け、ボールを落とし、床又は地面にバウンドしてからヒットする。
*障害者や初心者の方が少しでも打ちやすいようにした。
*腰より下でヒットしているか等の微妙な審判の判断が要らなくなった。
【注意事項】
·足はどちらかが床又は地面についていること。
·ボールはコート内にバウンドさせてもよいが、足はコート外にあること。
·ボールトスは地面にボールを叩きつけること、上方に投げることも禁止である。
·ドロップサーブ、現行通りのサーブのどちらの打ち方をしても、ゲーム途中で変更しても良い。