ピックルボールとは

ピックルボールはバドミントンコートと同じ広さのコートで板状のパドルを使い、穴あきのボールを打ち合うスポーツです。ピックルボールにはダブルスとシングルスとの両方がありますが、ダブルスが一般的です。使うコートの広さはどちらも同じです。最大の特徴はレクチャーを受けると約60分程でラリーができ、穴あきボールが風の抵抗を受け、強く打ってもボールの速度が弱まる為、シニアや大人から子どもまでミックスで楽しめる簡単なスポーツです。

運動としても緩すぎず激しすぎずちょうど良い強度のためアメリカではシニア世代を中心にブームになっており、「アメリカで最も成長しているスポーツ」と言われています。

アメリカ発祥のスポーツ

1965年ワシントン州のボブ・オブライアン氏の裏庭にピックルボールコートを作りジョエル・プリッチャード氏、ビル・ベル氏と共に発案したスポーツは現在アメリカのみならずカナダ、スペイン、インド、フランス、UK、GB、オランダ等世界でも広がりを見せています。
また多くのメーカーがピックルボールに参入しています。


アメリカでのピックルボール人口

アメリカでの高齢化と手軽で直ぐにプレーできるピックルボールの人気に伴いハードコートを有するテニスクラブがピックルボールクラブに鞍替えした事を背景に高齢者から人口が伸び、その伸び率は全米でも高い水準で増加しています。
アメリカのスポーツビルダー協会の調べでは、2016年時点での全米の人口は200万人、2018年の予想は300万人、CBSで放映されたときに決勝を見る見込みの人数は5,000万人と言われています。
またテニスプレイヤーからの転向もあり、最近では元テニスランキング1位のアンディーロディック氏や元全豪女子オープン優勝したバーバラジョーダン氏もピックルボールをプレーしました。


日本国内のピックルボール

日本国内では長野県佐久市、東京都八王子市、神奈川県横浜市、兵庫県神戸市、岡山県津山市などでピックルボールが定期的にプレーされています。
また、名古屋県春日井市、千葉県木更津市、浦安市などでも体験会が行われ人口が徐々に増加しています。現在、ピックルボールを体験いただいた延べ数は1,000名を超え、大学の授業に取り入れる事や企業スポーツとして導入を検討されています。
毎年10月にはUSAPAから20名程度のピックルボールプレイヤーが日本各地を訪問し、日本のプレイヤーとの交流や普及活動と共に日本の観光を楽しんでいます。